風邪 ひきはじめ [健康]
風邪はひき始めの二日間が肝心
まずは「ひき始めの二日間」をどうすごすかで、軽微な風邪で済むか、それともこじらせるかが決まるという。体が変調を来たしてウイルスの力が充分発揮されていない間に自分の免疫力・自己回復力を少しでも整え、体調の悪化やウイルスの増殖を抑えるのが重要です。
「体調がすぐれないかな?」「熱っぽいかな?」と感じても「それなら今日は早めに寝よう」「果物など軽いものを食べて横になろう」「無理をせずに外出せず自宅で本でも読んでいよう」と判断して無理をせずに過ごしたら、翌日や翌々日ごろには調子が戻っていた。
そんな経験をしたことのある人は多いはず。これがすなわち「ひき始めの二日間」の態勢作りがうまく行き、風邪を波打ち際で撃退したということなのだろう。
薬を飲まずに様子をみる
風邪っぽさを感じたらすぐに「解熱剤だ」「風邪薬だ」などと思いがち。
実はこれはよくないらしい。
風邪薬は症状を緩和するものなので、症状が出ていないうちに飲んでも無意味。
それどころか、実は風邪以外の要因で発熱やけん怠感を持っていたとしても、薬を飲むとそれが風邪によるものか、他を原因とするものなのかが分からなくなってしまう。
なるべく安静にする
安静にして体を休め、風邪の原因ウィルスへの対抗力を体内に温存することで、自身の免疫力を損なわずにすむ。
そのためには睡眠と栄養の摂取が必要。
お風呂については体温が38度以上の場合は厳禁。
体力を余計に消耗してしまう。
37度台、平熱の場合で気分があまり悪くない時には、長湯で無ければOK。ただし湯冷めをしないように注意すること、風呂から上がったらすぐに着替えて冷えないうちに床につく。
消化の良いものや体が温まるものを食べる
風邪のひき始めは体力の一部がウィルスなど風邪の要因と激しい攻防戦に割かれているので、体力が減退、特に胃腸が弱る傾向にある。
このような時に「体力をつけねば」とばかりにこってりとした焼肉や油モノを食べようものなら、かえって過負荷をかけ、逆効果となってしまう。
体を温め、栄養素を充分に補充し、しかも胃腸に優しい=消化しやすいものが一番。
おじややおかゆは風邪を引いて寝込んでいる時の定番料理だが、いずれも消化しやすく体を温めるからに他ならない。
その他、ゆず湯やしょうが湯やはちみつレモン、ホットレモン、そしてネギたっぷりのみそ汁など、ホットドリンクなどがお勧め。
また、受験勉強の夜食にぴったりといわれている「うどん」だが、実は消化が良いことでも知られている。
余分なエネルギーを使わずに栄養吸収が出来るので、体全体で風邪のウィルスなどと戦っている免疫力を減らさずに済むというわけだ。
風邪のひき始めに必須な三つの栄養素とは
風邪の引きはじめにはズバリ「にんにく」「亜鉛」「ハーブ」を摂るべし。
その一方、「ビタミンC」については今のところ、実証実験で「成果あり」という結果は出てないそうな。
これらをまとめると、「風邪をひいたかな」と思ったら
薬は飲まずにゆっくりと体を休め、にんにくをすりおろして油揚げを加えハーブを散らした熱々のうどんを無理せずゆっくりとかみながら食べ、寝る前にははちみつドリンクやゆず湯などを飲み干して温かい格好をして早めに寝て、体も心も安らかにする。
という行動をとるのが一番無難だと思われる。
うどんやはちみつドリンクはともかく、睡眠時間をしっかりととることや体を休めることは、簡単であると同時に「忙しい現代社会」ではなかなか出来そうに無い。
風邪薬で無理やり風邪をねじ伏せても、その時点では回復しても段々と耐性がついてしまうし、体そのものの免疫力が低下する可能性も否定できない。
せっかく生まれ持って与えられた素晴らしい免疫力や自己回復力なのだから、フルに活躍してもらうために体制作りを整えてあげよう。
ひとときは時間がもったいないと思うかもしれないが、長い目で見れば結局その決心が一番の近道となるに違いない。
タグ:風邪
2012-10-07 16:43
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