アトピー性皮膚炎 原因 治療 [健康]
アトピー性皮膚炎とは?
乾燥肌による刺激に対する過敏さとアレルギー反応に関係するIgEをつくりやすい体質に、さまざまな環境要因がきっかけになってかゆみのある皮膚炎が生じ、軽快と悪化を繰り返す慢性の病気です。
原因
皮膚の表面をおおう角質層のセラミドなどの油の膜には、皮膚の内側の水分の蒸発を防ぐはたらきと体の外からの刺激をブロックする防御壁のはたらきがあります。
角質層の天然保湿因子は水分を結びつけて、角質層の水分を保つはたらきがあります。
アトピー性皮膚炎ではセラミドなどの油分やある種の天然保湿因子が少ないために乾燥肌になって防御壁のはたらきが低下し、日常生活でのさまざまな刺激に過敏に反応して皮膚炎を起こしやすくなります。
食物やダニ・花粉などに対するアレルギーが悪化の原因になることもあります。
治療
発症・・悪化の原因の検索と対策、スキンケア、薬物療法を適切に組み合わせます。
乾燥肌による敏感肌が最大の問題なので、肌に水分と油分を補給するスキンケアは、皮膚炎のある時だけでなく調子のよい時にも必要です。
皮膚炎があると、汗や摩擦などの刺激にますます敏感に反応して一段と皮膚炎を起こしやすくなり、かゆいところをかくことで皮膚炎がさらに悪化するといった悪循環が起こりやすいので、抗炎症作用のある薬を使って皮膚炎を十分に軽快させることが大切です。
最も効果的な抗炎症薬として、ステロイド外用薬が世界中でいちばんよく使われています。
免疫調整薬という新しい塗り薬や、かゆみを和らげる抗ヒスタミン作用のあるのみ薬も症状に応じて使用します。
アトピー性皮膚炎の悪化の原因は人によってさまざまで、季節・年齢などによっても異なります。 医師と相談しながら、皮膚炎を悪化させる原因とその対処法をよく理解し実践することが大切です。
タグ:アトピー性皮膚炎
2012-10-14 20:22
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