SSブログ

栄養素 ビタミン ミネラル 脂質 糖質 蛋白質 食物繊維 [健康]



人間の身体を維持していくために、ビタミン、ミネラル、脂質、糖質、たんぱく質の5つの栄養素が必要です。
栄養素では有りませんが、食物繊維は食品消化のために大切な物です。
脂質は脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収を助け、脂質を効率よくエネルギーに変えるには主にビタミンB2が必要だし、糖質を効率よくエネルギーに変えるのは主にビタミンB1が必要です。
カルシウムの吸収を良くするのはビタミンD等、互いに密接な関係があります

ビタミンの種類

生式なビタミンはA、B群8種類、C、D、E、Kの13種類です。
この他にも体内でビタミンと同じ様な働きをする「ビタミン様物質」のP、U、コリン等を入れると20種類以上もあります。
ビタミンには水に溶ける水溶性と脂に溶ける脂溶性の2つの性質があります。
溶性ビタミンはB群とCで、取りすぎても尿に溶け、体外に排泄されますので毎日こまめに取りましょう。
しかし、水に溶けやすいので調理中に壊れる場合も多くあります。
脂溶性ビタミンはA、D、E、Kで必要以上に摂取すると体内蓄積される為、過剰症になり障害が起こる場合もありますが、普通の食生活では心配有りません。
フードサプリメントを常用している人は、摂取量に気を付けましょう。
脂溶性ビタミンは油で調理したり、脂肪と一緒に取ると吸収がよくなります。
ミネラル

ミネラルは人間の身体を構成する物のうち4%と言う微量ですが(96%は炭素(C)、水素(H)、窒素(N)、酸素(O)で構成されている。)、骨・歯・血液・ホルモンの生成に必要で、筋肉や神経系に関わる重要な物です。
30種類以上もあり、成人一日の所要量が100mg以上の主要ミネラル(カルシウム、マグネシウム、リン、ナトリウム、カリウム)とそれ以下の微量ミネラルとが有ります。

脂質

質は糖質と共に人間が活動するのに必要なエネルギーを供給します。
1日の消費エネルギーのうち25%は脂質から摂取するのが望ましいとされていますが、近年は若い人達を中心に食生活の欧風化がすすんで、脂質の割合が高くなっており、健康への悪影響が心配されています。サラダ油、バター、ラード、牛や豚・魚の油脂等、ほとんどは中性脂肪として体内に入り、脂肪酸とグリセロール(グリセリン)に分解されます。
エネルギー源として使われるのは脂肪酸の方ですが、使われなかった脂質は体内に蓄積されて体脂肪となり肥満の原因になるので、取りすぎに注意しましょう。
脂質を燃焼させるにはビタミンB2の助けが必要ですので、ダイエットを心がけている方はビタミンB2をたっぷり取りましょう。
糖質

糖質は私達の最も大切なエネルギー源になり、血糖値を一定に保つために重要な働きをしています。
最も単純な構成の単糖類と、単糖類が2個結合した二糖類、単糖類がたくさん集まった多糖類とに分けられます。
1日の消費エネルギーのうち、およそ60%は糖質から摂取するのが望ましいとされています。必要以上に摂取すると体脂肪となり、肥満の原因になります。
糖質を消費させるにはビタミンやミネラル、特にビタミンB1が必要ですので、ウェイトダウンさせたい人は、運動すると共にビタミンB1もたっぷり取りましょう。

二糖類や多糖類は体内に入り、唾液中の消化液アミラーゼによって加水分解され、胃を通過するまでにさらに分解され、小腸で消化酵素により分解され単糖類になって吸収されます。
小腸で吸収された単糖類は血液によって肝臓に運ばれ、ガラクトースと果糖はブドウ糖に変えられ、最終的に糖質は全てブドウ糖になります。
今直ぐ使われるブドウ糖は血糖として全身の血液に送られ、エネルギーとして使われます。余ったブドウ糖は肝臓や筋肉組織ででグリコーゲンとして蓄えられます。
蓄えられたグリコーゲンは必要に応じてブドウ糖に戻され、エネルギーとなる訳ですが、グリコーゲンとして蓄えられるには量には限度があり、人間がゆっくりすごして一日に必要なエネルギー分だけです。
それ以上の糖質は体脂肪となります。

スポーツをしたり過労、低血糖等今直ぐ糖質が必要な時は、お菓子や果物の単糖類や二糖類の方が、分解され吸収される過程が少なくて済むので即効性がありますが、取りすぎると血糖値が急激に上がり糖尿病や高脂血庄の原因になります。
通常はご飯やパン等の多糖類から摂取する様にしましよう。
蛋白質・アミノ酸

人間の身体の多くは水分で構成され成人60%・小児70%、新生児75%ですが、タンパク質は水分に次ぎ人体構成の17%くらいで、皮膚や髪、血液、爪、筋肉、内臓はタンパク質で作られています。
そして体のバランスを保つ為のホルモンや、栄養素の体内合成を助ける酵素も蛋白質で作られています。
また、病気に対する免疫力を作る働きもあります。
人間の主なエネルギー源は、糖質と脂質ですが、蛋白質もエネルギー源にもなり、一日の消費エネルギーのうち15%は蛋白質から摂取するのが望ましいとされています。

蛋白質は酵素の働きに助けられ、消化によってアミノ酸に分解され小腸から吸収され、そして肝臓に運ばれて血液タンパク質 となり各組織に運ばれて身体の合成に使われます(体蛋白質)。

分解されたアミノ酸には20種類以上あり、体内では合成出来ないので食品から摂取するしかない物を、必須アミノ酸と言い8種類あります。
良質蛋白質とは、この必須アミノ酸を多く含む物で、動物性蛋白質と、植物性蛋白質とがあります。
食物繊維

食物繊維は、栄養にも、エネルギーにもならず、人間の消化酵素で消化されない難消化物ですが、便通を促す事により、他疾病予防にもなり第6番目の栄養素とも言われています。食物繊維には、水溶性と不溶性とがあり、働きも違っています。



タグ:栄養素
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。